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私たちが住んでいる社会

最近相次いで100歳を超えた人の行方がわからないと言うことが発覚した。自分の親がどこにどうしているかわからない、知ろうともしない、そんな状況なのだろうか。荒涼とした家族の風景が頭に浮かぶ。

最初にこの件が発覚した時には、そんなこともまれにあるのだな、と思っていたが、相次いで同様の件が明らかになると、寒々しい思いがしてくる。最初の事件では年金を受け取るために死亡届を出さなかったのか、不正受給していた事実も同時に発覚した。

一方で、100歳を超えた人が本当に生きているかどうか、確認していなかったと、行政を非難する報道もなされているが、そんなことまで疑ってかからなければならない社会になってしまったんだと、こちらの方も殺伐とした感じがする。

善意とか、好意というものが、だんだん失われていっているのだろうか。それとも、都市部だけの問題なのか。
暗澹たる気持ちになる。

百歳超、本人に確認せず。読売新聞:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20100804-OYT8T00278.htm
by cahiersauvage | 2010-08-04 10:51 | 考える