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考える: 捨てられた猫 雨に打たれる

今日は三時から外出し、五時になって雨がずいぶん降っていたので、大丈夫とは思いながらも猫の様子を見に行くと、いつもはちゃんと家の中に入って二人して丸くなっているのに、今日は、アビイちゃんだけが外でずぶぬれになっていた。抱き上げるともうすっかり元気がない様子で、ぐったりしている。身体も冷たい。これは危ないと思って早速うちに連れてきて、ヘアドライアーで乾かしてやった。なかなか体温が元に戻らない。すっかりからだが冷え切って、動く力もない。死んだように伸びてしまって、これはもういけないと思いながらも、まだかすかに粋をしているので、更にドライアーで身体を暖めてから、電気あんかの上に寝かせて、タオルを掛けてやった。

アビイは傷んだ目が悪化しており、無事に見えたもう片方の目もこの数日よく見えないようだった。何という運命だろうか。こんなに小さいままに死んでしまうのかと思うと、やりきれない気持ちになったが、とりあえず、雨ですっかりグジャグジャになっている化膿した方の目をマキロンで消毒し、医者からもらった抗生物質の軟膏を塗ってやる。膿もきれいに掃除してやったら、眼球はもう元の形をとどめておらず、溶けて腐ってしまっているようだった。痛いのも気の毒だと思ったが、それほど痛そうな風はなかったので手術を断行。

しばらく経つと体温もだんだん上がってきたのか、自分で体勢を立て直していつものように腹這いになった。顔も上げられるようになった。牛乳を少し飲んだが、奮発した人間用のツナ缶は食べない。まだそこまで元気が出ないのだろう。

かつてイタチに身体の一部を食いちぎられて瀕死の状態だった鶏も、マキロンの消毒と介護だけで何とか一命を取り留めたことがあるので、今回もマキロンに頼む。

今、やっと1人で起きあがった。何とか命の危機を脱出したらしい。ツナ缶も少し食べた。やれやれ。
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by cahiersauvage | 2010-06-15 20:53 | 考える