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骨董屋でこんなものを、、、

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今日、岐阜の骨董市に行ってきた。古い着物や茶碗などまともな物もあったが、さびた釘とか、使えそうもないはさみとか、ガラス玉とか、きれいなタイルとか、しかの骨で作ったという喫煙道具とか、、、まあ、さまざまな物を楽しんで見ているうちに、とある店をのぞくと、店といってもテントですが、こんな物を売っていた。これはどう見ても、型抜きした鉄板のさびたヤツを丸めただけの物。これはなんですか、という私のといに、店主は、それはろうそくを立てたり、鉛筆を立てたり、花なんか飾ってもいいね、などと饒舌に説明してくれた。その店には他に、小さいタイルのうらに安全ピンを接着したブローチとか、もう少し大きいタイルの裏にペーパークリップを接着した紙ばさみなど、売っていた。ふと下を見ると、ろうそく立てにする前の、さびた鉄板も重ねてあった。さびた釘を売る道具屋もなかなか魅力的だが、このろうそく立てには参った。300円という価格設定がとてもいい。これが50円とか、500円だったら、私は買わなかった。50円なら現実味があっておもしろくなく、500円なら、悪意を感じる。300円というのは、くすっと笑って楽しめる値段だ。この絶妙な価格設定と、店主ののんびりした風情に惹かれて即座に購入した。最近、こんなに愉快な、楽しい思いをしたのは珍しい。