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キャッチコピーの表現別グラフィックス
発売元:パイ・インターナショナル

一言で人の心をつかむキャッチコピー、言葉好きのわたしにはたまらない一冊だ。これも誕生日のプレゼント。わたしのことを充分理解しているねぇ。もっとも、漏れ聞くところによると本の選択にはずいぶん迷ったらしい。つまらない本を見たときの般若のようなわたしの顔を想像して恐る恐る選んだのか知らん?

この本に説明は要らない。本屋にさりげなく入店し、優しそうな店員がいることを確認し、平置きになっているであろうこの本を手に取り、じっくりと隅から隅まで見て楽しんでもらいたい。
# by cahiersauvage | 2011-02-19 06:30 | 本の紹介
たまにブログ探検をしてみる。ランダムに見ると圧倒的に多いのは料理と写真、ガーデニング。写真を中心にしているものが非常に多い。言葉に惹かれない限り、わたしはほとんど見ない。まずタイトルに興味を惹かれると文章を読んでみる。いくつも読んで見るが、他の記事まで読んでみようと思うのはなかなかない。

こんなふうにブログ探検をしていてあることに気が付いた。たまにコメントを受け付けていないブログがある。わたしにとって、コメントがなければブログの楽しみは無いに等しい。わたし以外の考え方やものの見方に触れるのは楽しいからだ。なので、どんな人がコメントを受け付けていないのか少し気にして見てみるとある共通点がある。ブログのタイトルに「大学教授の」という言葉があるものが多い。大学教授の見た~、とか、ある大学教授の日常とか。他に著名な人のブログにもコメントを受け付けていないものが目に付く。気のせいか知らん?
# by cahiersauvage | 2011-02-18 14:46 | 考える
あるシュタイナー幼稚園では水曜日がスープの日。この日は各園児が自分のところで採れた野菜(買ってもよい)を一つずつ持ちより、全部を鍋に入れて茹で、醤油だけで味付けして食べるそうだ。

自然のものになるべく手を加えず用いるというシュタイナー思想を実践したものだ。大人にとってはこのスープがおいしいとはお世辞にもいえないと思うが、ものの原点を知るという意味でとても大切なことだと思う。すべてのものは原点から出発するのであり、大人がうまいと思う複雑な味付けや香辛料をたっぷり使った手の込んだ料理から素材自体の味を知ることは難しい。まだ味覚が確立していないこのころだからこそできることだ。

このことからわたしは子どもの遊びを連想した。例えば複雑なゲームをすると、それができるようになった後に確かに達成感はあるが、それから何が生まれるだろうか。一方、粘土や木や水などで遊べば、子どもの想像力、創造力は限りなく発揮される。粘土や木ぎれは船にもテーブルにも羊にも、それこそ何にでも子どもの思うものに変身できるのだ。うちの子が保育園の頃には板きれのお皿に泥で作った団子やカレーなど、ありとあらゆるものを乗せてわたしに食べさせてくれた。木ぎれも泥の固まりも、子どもたちにとっては本当の皿であり、カレーになることができるのだ。こんな並はずれた創造力はこの頃にしか発揮できない。

ものの味についても、まず素材の味をしっかり確立させることによって複雑な味の組み合わせということが可能になるのではないかと思う。わたしは料理があまり得意ではないので偉そうなことはいえないが、料理の達人はよく「素材の味を生かしたい」といっているから、素材の味を知るということは正しいと思う。

人にはそれぞれの時代にしかできないことがあり、これを大切にしたい。
# by cahiersauvage | 2011-02-18 08:16 | 本の紹介
子どもの創造力を邪魔しないためというのがその目的だ。なるほどと思う。演出をすればするほどイメージはその演出の範囲に限定される。かねがね、物語をアニメーションにすることに懸念を感じていた。例えば「ハイジ」はもともと字で書かれた物語であり、わたしは子どもの頃に夢中になって読んで、おじいさんの住む山や、屋根裏部屋のハイジの部屋、山羊の乳を搾って飲む光景、それからとりもなおさずハイジ自身も、わたしだけのハイジが存在した。ところがあのようにアニメーションになってしまえば、それを見た子どもの「ハイジ」はすべてがアニメーションに描かれる漫画のハイジになってしまう。これほどつまらないことはない。物語は自分の想像力を思う存分発揮できるところにいいところがあるのに。その結果一人一人にそれぞれのハイジが存在することになる。何でも画一的なものはつまらない。

想像力を含め、子どもの考える力、作り出す力は小さければ小さいほど無限であり、これを限定するようなものは回避したいと思う。
# by cahiersauvage | 2011-02-17 08:49 | 本の紹介
普段に着物を着ていると目立つ。スーパーなどに行くとみんなが見る。この間友人が孫を連れてやって来た。小学校の低学年らしいその子はわたしを見るなり怪訝な顔をして、「昔のおばあさんみたいー。」と言った。こうなるともうコスプレの世界だ。