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何者?

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4月2日の不思議な草。

読者のみなさん、おはようございます。ここ富野では今朝、とても暖かい朝を迎えました。まだ目覚めていなかった水仙もつぼみが黄色くなって今日か明日にでも咲きそうです。卯の花も小さい白いつぼみを宿し、野ばらはおおせいに枝を伸ばしてしたたるような緑の葉を茂らせています。

ところで上の写真の植物ですが、どなたかご存じでしょうか。植物図鑑を見ると、まむし草というのに似ているような気がするのですが、カラスノクチバシにも似ていてよくわかりません。まだ育つ途中ですが、芽を出したばかりの頃は肌色のまっすぐな、先のとんがった棒のようでした。そして中からこんな風な緑色の葉が見えてきて、今朝はもう花らしいのが顔を出しました。てっぺんの黒いのがそれです。これはたぶん花ではなくて、葉っぱの変形したものかしら、とおもいます。水芭蕉のようなタイプの。

うちの前の山に生えているのを見つけて、ひとつ庭に植えてみました。前の山にはいろんな、名前がわからない草や木がたくさんあって、出かけてゆくたびに小さな驚き、たまに大きなビックリがあって楽しい。特にこの季節は鳥たちもにぎわしく、コゲラやチョットコイ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマバトなどなど、さえずりあっていて楽しみがたくさんあります。少し前にはフクロウがホー、ホホーっと鳴きました。夜フクロウの鳴く声を聞くのはとても幻想的で素敵です。山男ややまんばにだって、まだまだ居場所がある、前山です。